香りで巡る風景~ブレンドのすすめ~4月編
京都府八幡市・背割堤の桜並木
「香りで巡る風景~ブレンドのすすめ~」と題しまして、毎月日本の風景をイメージした精油のブレンドをご紹介いたします。
木津川と宇治川の合流地点となる国営の淀川河川公園・背割堤は、1.4kmにわたってソメイヨシノの桜並木が続いています。
毎年、約220本の桜が満開になる頃、並木道は桜のトンネルとなり、訪れる人々の目を楽しませてくれます。
桜の季節になると、この淀川の背割提の桜を見るために、全国から大勢の人が集まってきます。
晴れた日には、ピクニックシートを敷いて、お弁当や花見団子などを食べながら、お花見をする人も多く見られます。
日本中が、桜の季節を心待ちしています。老若男女問わず、桜を見れば、自然と笑みがこぼれます。
真っ青な空に薄ピンクの桜を見ると、晴れ晴れしい気分にもなりますが、
なんだか切ない気持ちにもなってしまう方も多いのではないでしょうか。
春は出会いの季節でもありますが、別れも多い季節だからかもしれません。
桜は春に一気に咲き、そして一気に散っていきます。
その潔さが日本人の心の原風景となっている気がします。
背割提の桜並木の風景をイメージした香りは、わくわく感もありながら、どこか不安も感じる繊細な気持ちに、ぴったりと寄り添ってくれます。
ゼラニウム Pelargonium × asperum
ゼラニウムはローズ調の華やかでフローラルな中に、グリーンでほのかにスパイシーな温かみも感じる香りです。
ベルガモット Citrus bergamia
上品なさわやかさとグリーン調の中にほのかなフローラル調が感じられる香りです。
安息香 Styrax tonkinensis
バニラやお菓子のようなとても甘い香りの精油です。
【比率】
ゼラニウム : 2
ベルガモット: 3
安息香 : 1
【このブレンド精油の使い方】
フローラルさとグリーンさの中に甘さを感じる背割堤の桜並木をイメージした香りで、春を楽しんでみませんか。期待や不安がごちゃ混ぜになっている気持ちをサポートしてくれるブレンドで、心のお守りのアロマクラフトを作ってみましょう。
◎毎日の髪のお手入れにかかせないヘアオイル
ポカポカと陽気もよくなり、心も弾み何かいいことが起きそうな期待が膨らみます。
一方、新しい環境で緊張しがちなときに、春の香りのヘアオイルをつけて外出すれば、髪の毛が揺れるたびに気持ちを穏やかにしてくれます。
レシピはコチラ→https://www.aromastore.jp/html/page113.html
※レシピの精油をこのブレンドに替えて作製しましょう。
◎香りと一緒に印象アップ 名刺に香りづけ
お仕事で相手の第一印象が決まる大切なシーンで使われる「名刺」。香りづけした名刺で、香りも含めて印象づけませんか。出会いの季節・春にふさわしい香りで、話題作りと印象アップはいかがでしょうか。
レシピはコチラ→https://www.aromastore.jp/html/page180.html
※レシピの精油をこのブレンドに替えて作製しましょう。
フローラルさとグリーンさを感じるゼラニウムの香り。そこにベルガモットの爽やかで控えめな香りとバニラのような甘い香りを加えれば、ほんのり桜の香りを感じます。そんな香りを身に纏えば、自然と心が躍り、不安な気持ちを和らげてくれます。
思い出(記憶)と香りはリンクすると言われています。
風景を香りでデザインすることで、思い出が更に深まりそうです。
次回の「香りで巡る風景~ブレンドのすすめ~」は、爽やかな季節となる5月。縄文時代から生き続ける広さ3万6千坪の森の風景です。
乞うご期待!