Aroma's Story

2024.03.01

香りで巡る風景~ブレンドのすすめ~3月編

三重県・伊勢神宮内宮

「香りで巡る風景~ブレンドのすすめ~」と題しまして、毎月日本の風景をイメージした精油のブレンドをご紹介いたします。

「お伊勢さん」、「大神宮さん」と親しみを込められて呼ばれている「伊勢神宮」。

古来より、最高の特別格の宮とされ、全ての神社の上に立つ神社であり、「日本国民の総氏神」とされています。

伊勢神宮は「内宮」と「外宮」に分かれていて、内宮は、日本国民の大御祖神と言われる天照大御神が祀られ、

外宮は衣食住をはじめ産業の守り神である豊受大御神が祀られています。

今月は、そんな伊勢神宮・内宮の神々しく清らかな風景です。

内宮の入り口となる五十鈴川にかかる宇治橋は、

私たちが住む日常の世界から、神聖な世界である神の領域を結ぶ架け橋とされています。

宇治橋の正面に立つ大鳥居を眺めると、その美しく神々しい姿に背筋がピンと伸びます。

今は違うかもしれませんが、関西の小学生の修学旅行の行先は、伊勢志摩が定番でした。

あの頃からうん十年経ちますが、宇治橋が神の領域に踏み入れる橋とは知らず、クラスメイトとわいわい騒ぎながら渡った記憶があります。

正殿にお参りする前に、清らかな象徴とされている五十鈴川のほとりで、お清めをします。

冷たい五十鈴川の水で手と口を清めると、その流れに身も心も浄化されるような感覚になります。

木々が生い茂る中、玉砂利の道を歩いていくと、いよいよ正殿です。

石段を上り、顔をあげると鳥居の奥に正殿があります。

正殿には、2000年前から受け継がれる皇位のしるし・三種の神器の一つである八咫鏡がご神体として祀られているそうです。

お参りの際に、二礼二拍一礼をしますが、なぜだか背筋がピンと伸び、神聖な気持ちになるのは私だけでしょうか。

神様にお参りするということは、神様に交信をするということだからかもしれまれません。

清らかで神聖な空気は、私たちを一旦立ち止まらさせてくれ、深い呼吸に導いてくれます。

仕事や人間関係などでストレスを感じる毎日。時々嫌になってしまったり、何もかもリセットしたくなるときがあります。

そんな時は必ずと言っていいほど、呼吸が浅く、身体が緊張状態です。

そんなときは、心身を清らかに導いてくれる香りを嗅いで、今ここにいる自分を感じ、深い呼吸をしましょう。

清らかで神々しく、心身が洗われていくような伊勢神宮の風景をデザインした香りです。

ユーカリラディアータ Eucalyptus radiata

染みとおるようなスーッとするさわやかでグリーンな香りの精油。

レモン Citrus limon

ぱっと明るくなるフレッシュで爽やかな酸味のある香り。

パチュリ Pogostemon cablin

オリエンタルな中に、深く落ち着きのある香り。

【比率】

ユーカリラディアータ : 2

レモン : 

パチュリ : 

【このブレンド精油の使い方】

ユーカリラディアータは「肺を開く」と言われています。

深く呼吸をすることで、緊張から開放され、心が浄化されていくようです。

そんなブレンドを使ったアロマクラフトをご紹介します。

◎鼻が不快な時のリフレッシュスプレー

この季節、鼻のムズムズ、目はしょぼしょぼ。頭も重く、気持ちが下がってしまう方も多いのではないでしょうか。

そんな時には、気持ちもマスクもリフレッシュできるマスクスプレーを作ってみましょう。

レシピはコチラ→https://www.aromastore.jp/html/page111.html

※レシピの精油をこのブレンドに替えて作製しましょう。

◎お部屋の空気をリフレッシュさせるルームスプレー

外出から戻ってきたとき、お部屋のにおいが気になったことはありませんか?

そんな時にルームスプレーで空気をリセット。

爽やかな香りに思わず深呼吸したくなります。

レシピはコチラ→https://www.aromastore.jp/html/page189.html

※レシピの精油をこのブレンドに替えて作製しましょう。

ユーカリラディアータの心身に染みとおるようなすっとしたグリーンな香りを軸に、フレッシュなレモンの香りや心を落ち着かせてくれるパチュリの香りは、日々の疲れをリフレッシュさせてくれるでしょう。

思い出(記憶)と香りはリンクすると言われています。

風景を香りでデザインすることで、思い出が更に深まりそうです。

次回の「香りで巡る風景~ブレンドのすすめ~」は、この時期になると、日本中が待ち焦がれている風景。

乞うご期待!