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2025.04.01

4月「晴明」~二十四節気と暮らしの香り

二十四節気とは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、更にそれぞれを6つに分けた季節の移り変わりを表す名称です。

この二十四節気は太陽の動きをもとに定められ、それぞれの節気は天候や生き物を美しい言葉で表されており、古くから農作業や人々の生活に密接にかかわっていました。

そんな二十四節気を毎月1つ取り上げ、季節を香りで表現していきます。

晴明とは「清浄明潔」の略で、清らかで明るく生き生きとした様子を表しています。

この季節は木々の葉が一斉に芽吹き、桜前線が北上し、やわらかな春風と明るい日差しに景色は明るく、きらきらと活気があふれます。

中国では「晴明節(せいめせつ)」と呼ばれる祝日があり、家族でご先祖様のお墓参りやお墓の掃除をする習慣があります。

ご先祖様のお墓の草むしりをして掃除をするため、別名「掃墓節(そうぼせつ)」と言い、また気候がよく散策にふさわしい時期なので「踏青節(とうせいせつ)」とも呼ばれます。

日本語の「春の青草を踏んで遊ぶ、春の野遊び」という意味の「踏青(とうせい)」という言葉は、踏青節に由来しているそうです。

山笑う

天地万物が清々しく明るいさまは、私たちの心までも光をあててくれるような気がします。

遠く山を見れば、緑の中に黄緑色やピンクが見えています。

新芽や若葉がすくすくと育ち、桜の花が咲いている様子は、山が笑っているように見えます。

「山笑う」の語源ははっきりしていませんが、北宋時代に活躍した中国の画家「郭煕(かくき)」が著した書物の一節とする説が一般的だそうです。

郭煕は著書の中で、春の山を「春山淡冶(たんや)にして笑うが如く」と表現しました。「淡冶」とは、うっすらと艶めく様子を指す言葉だそうです。

そんな春の山の香りをブレンドしてみました。

グリーンでハーバルの中に温かみのあるマジョラムが春の暖かさに目覚めた山の木々を、清々しい明るい様子をグレープフルーツで、草花が香る様子を真正ラベンダーで表しました。

山笑う香りで、万物が生き生きとする春の到来に喜びを感じてみませんか。

【メインの精油】

温かみのある優しく甘いグリーンな香り。

【ブレンドする精油】

甘酸っぱくさわやかな柑橘系の香り。

フローラルさとハーバルさを兼ね備えた爽やかな香り。

【比率】

マジョラム 1 : グレープフルーツ 2 : 真正ラベンダー 1

4月から始まった新しい生活に、ワクワクする反面、不安と緊張も感じます。

慣れない環境での張り詰めた心を温かみのあるマジョラムが和ませ、搾りたての果汁のような爽やかグレープフルーツの香りが気持を前向きにさせてくれ、真正ラベンダーの香りが感情のバランスをとってくれます。

万物が生き生きと輝く晴明の季節、山笑うブレンドで心のメンテナンスをしてみませんか。

清々しく明るい山笑うブレンドで、不安と緊張を取り除き、いつも笑って明るく過ごせますように。

日本には美しい四季の移ろいとそれらに合わせた暮らし方があります。

二十四節気で季節を読み取り、五感で感じる。

自然や生き物で季節を感じるのは、日本ならではの感性ではないでしょうか。

毎月、わたしたちと一緒にAroma’s story で四季の香りで感じてみませんか。

来月もお楽しみに。